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店長の孤独なグルメ  「こだわりのCAFE」

穏やかな平日の午後、私はたった今掘ってきたばかりのレコードを抱えて、懐かしい感じの商店街を
のんびりと歩いていた

手に入れたばかりのレコードをコーヒーを飲みながら眺めるのは至福のひと時だ
その時もどこかコーヒー店がないかと探していた

少し前までは私もコーヒーチェーン専門であった 
なんといっても安いし、どのお店も清潔感があり、気軽にすごせるというのが良い

しかし、最近はチェーン店の同じ内装で同じメニューで同じ味、というのが飽きてきて
個人でやっているような喫茶店やCAFEを探してしまう

注意深く探してみれば東京などは結構個性的なこだわりの持ったお店が多いと気付く
だがそういうお店は最初、なかなか入りにくいものだ

その日も私は一軒のCAFEの前で入るか入るまいか悩んでいた

そのお店の入り口には注意書きのようなものが書かれていた、その内容は

「禁煙、携帯禁止、中学生以下の入店禁止、一人2時間まで、コーヒーには基本、砂糖やクリームはつけません」

とこれまた気難しそうな店主がやっていそうなお店であった

いつもならそんな店には入らないのだが、そのお店から漂ってくるコーヒーの香りがなんともたまらない
それに、これらの禁止事項は自分にとっては苦にならない、というかかえって都合がよい事ではないか

「よし、入ってしまえ、気に入らなければさっと飲んででてくれば良い」

そう思った俺は木の扉を開けた

店内は想像通りそんなに広くはない 
木調の内装は古さが感じられ、所々置かれたアンティークなインテリアが良い雰囲気を出している
外からは分からなかったがほぼ満席で、気難しそうなイメージとは裏腹に店内は意外とにぎわっていた

しかし、店主らしき方の風貌を見て一瞬たじろいだ
レスラーのような身体にモヒカンヘアー うーむ、これは・・・

私は空いていたカウンターの席に案内された 
このお店は夫婦でやっているらしく目の前ではただ無言でマスターはコーヒーを入れ、
奥さんらしき方はこれもただ無言でカップや食器の準備をしている

私はオススメのこの店オリジナルのブレンドを注文した

待っている間も常にコーヒーの良い香りが漂ってくる、これは期待できそうだ

他の客はコーヒーとチーズケーキのセット頼んでいる人がほとんどであった

「そうか、この店はチーズケーキも人気なんだな しかし、今はコーヒーだけを楽しみたい
 チーズケーキは次回にしよう」 

そんな事をぼんやり思っていると俺の目の前にコーヒーが置かれた 当然砂糖やミルクはついていない
頼めば出してくれるそうだが俺は普段からブラックだ

さっそく一口飲んだ・・・・ うまい、うまいじゃないか

かなり苦味があるがコクがあり酸味とうまく調和している 
さすがこだわるだけあってこれはレベルの高いコーヒーだ

それにここにはタバコの匂いや走り回る子供、携帯でうるさくずっと話しているような不快になるものがない
それを思うとチェーン店の軽く倍、店によっては3倍の値段でもなるが高くない

最後まで美味しくいただき、会計をすませ店を出た
モヒカンマスターは最後にっこり笑ってくれた きっといい人なのだ

おっと、買ったレコをチェックするのを忘れていたぜ 


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